パキスタンでお酒が飲めるところはあるのか?

マリオット イスラマバード

旅の楽しみのひとつに、訪れた国で生産されているお酒を飲むことがあると思います。

イスラム圏のパキスタンという国でもお酒は飲めるのでしょうか?

パキスタンは禁酒の国

パキスタンはイスラム教の考え方が政治にも強く取り込まれているので、パキスタン人がお酒を飲むことは法律で禁じられています。外国人がお酒を飲むこと自体は違法ではないのですが、パキスタンへのお酒の持ち込みは禁止されていて、国内でもお酒が入手できる場所はかなり限られています。

違法ではないけど難しい

そう言われると、なんだかどうにかしてパキスタンでお酒を飲んでみたいと思うのが旅人というものですよね。行くのが難しい秘境を訪れたいというような。

パキスタンの国産ビール

MURREE BREWERY
公式HP:http://murreebrewery.com/

1860年創業のパキスタンのビール会社です。マリービールという国際ビール以外にもウォッカやジン、ウィスキーなどの種類と、ソフトドリンクの製造をしています。パキスタンは外国のアルコール類の輸入が禁止されているので、パキスタン内で合法的に飲める唯一のアルコール類を生産しているのがこのMurree Breweryということになります。

パキスタンでお酒が飲めるところ

調べたところによると、イスラマバード・ラホール・カラチの高級ホテルには外国人専用のバーがあって、そこで国産ビールも飲めるとのこと。そして、今回旅したフンザ エリアでも「フンザウォーター」と呼ばれるお酒が飲めるという情報が。

実際にイスラマバードとフンザでお酒を求めてさまよった結果を紹介します。

イスラマバード

イスラマバードでお酒を飲めるところといえば、高級ホテルの「マリオット」と「セレナホテル」。場所がわかっているので、あとは行きさえすればお酒が飲めるようです。なんだか思ったよりも簡単な感じがしますね。

実際にタクシーでマリオットに行ってみました。こちらがマリオットの外観です。

マリオット イスラマバード

イスラマバードは高層マンションやショッピングモール、ホテルがたくさんあるのですが、その中でも高級感のあるたたずまいでした。

中に入ると外国人と思われる人がたくさんいます。そして、高級そうなレストランがいくつか。ただ普通に見える場所にあるレストランやバーではお酒は出されません。

そこで受け付けのスタッフにお酒が飲めるバーはどこですかと聞くと、場所を教えてくれます。教えてもらった場所の近くに行ってもバーの入り口のようなものがないのでどうしようかとウロウロしていると、壁の前にいるスタッフが「バーを探しているのか。外国人か」と声をかけてきました。

そうだと答えると、壁の秘密の扉のようなものを押し開けて地下通路に案内してくれました。パスポートはチェックされませんでした。

この地下のスペースがバーになっていて、スポーツ観戦のためのテレビやビリヤード台が置いてありました。写真は撮っていませんが、かなり広かったと思います。

ただ平日とはいえ夜の10時ごろにお客さんが1名しかいなくて閑散としていました。バーテンダーにビールが飲みたいと伝えると、今在庫を切らしていて明日入荷予定とのこと。バーにたどり着くまではスムーズだったのに最後の最後でこうなるとは。。

他にラムやウィスキーのようなパキスタン産のリキュール類はあるということだったのですが、飲みたいのはパキスタン産のマリービールというのだけだったので、お酒を飲まずに帰ることにしました。

マリオットの地下バーでお酒が飲めることだけは確認できました。

フンザ 

フンザといえば、「フンザ ウォーター」というケシのみ(ここ修正)で作ったお酒が買えることで知られていたのですが、どうもここ数年で取り締まりが厳しくなりほとんどお酒を飲むことはできなくなったという情報がありました。

ラカポシベースキャンプへの1泊2日のトレッキングを終えて帰った夜、ビールを飲みたいという気持ちが最高潮に達していました。そこで宿の人にフンザでビールが買えるところはあるか聞いてみました。

普通に買えるとことはなくて、裏ルートで入手することになる。そして在庫状況もまちまちなので手に入るかどうかわからないと。

宿の人を通じて何軒か聞いてもらいましたが、その時はビールは手に入らないとのことでした。一応フンザ で一番高級そうなホテルにも行ってみたのですが、イスラマバードのマリオットのようにはいかずお酒は置いていないとのこと。

それなら「フンザウォーター」はどうかというと、前情報の通り最近では一般販売はしていないということでした。ただ、密造所はあるので手に入らないわけではないとのこと。

ビールは諦めてこのフンザウォーターなる密造酒を探し始めます。

いくら気の良いフンザの人でも初対面の外国人に密造酒の入手方法を教えてはくれないだろうと思い、昼間にバスチケットの手配でお世話になった旅行代理店のお兄さんに聞きに行ってみます。

そうすると、一緒にいた男性が「明日なら用意できるけど今夜は難しい」と。

やっぱりあるにはあるんですね。

さすがに今夜は難しいかなと考えていたところ、その男性が「彼ならお酒持ってるかも」とちょうど目の前を通りかかった車を指さします。その車に乗っていた男性に密造酒がどうしても飲んでみたいという話をすると、

「ちょうど親族の結婚式で残ったのがあるからあげるよ」

こんなラッキーなことがあって良いのか。。

なんだか申し訳ない気がしつつも、彼の家まで車で連れて行ってもらって受け取ったのがこちら。

フンザウォーター

ペットボトルに入っている透明の液体がいわゆる「フンザ ウォーター」という桑の寺から作ったお酒です。

味はというと日本酒を薄めたような微かな甘みがあって、まずくはないので飲めるけどあえてたくさん飲みたいほどではないという感じでした。アルコール度数は10-15%だと思います。コーラやフルーツジュースで割って飲んでみたところ、個人的にはアップルジュースとの相性が一番良かったです。

まあなんにせよ、フンザ で密造酒を飲むという経験ができたので大満足です。

ちなみにこの密造酒、生産者から買うとなると500mlのペットボトル1本で1000ルピーくらいという話です。ただ品質によって価格はまちまちのようです。

お酒の品質には注意

私が飲んでおきながらいうのも変ですが、密造酒を飲む時はそのお酒の品質には注意してくださいね。密造酒なので正式な検査を経て品質保証がされているわけではありません。あくまでも自己責任で、飲むにしても味見程度にしておくのが良いかもしれません。

おまけ:ノンアルコールビールについて

モルト飲料ということでノンアルビール的な飲み物が売ってあります。

これはマリービールのメーカーが作ったモルト飲料。

マリービール

こちらはドイツからの輸入。

ノンアル

どちらも全く美味しくないので、これを飲むくらいならお酒のことは忘れてコーラでも飲んでください!

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