最近仕事の疲れが抜けにくいなーと感じていた時に、睡眠を見直そうと思って睡眠本を5冊一気に読んでみました。そこで共通して書いてあったことをまとめておきます。
読んだ本はこちら。これだけ「究極」とか「最強」が出揃えば、その共通項は正真正銘の最強・究極なんだろうなと思ったり。
究極の睡眠術
正しい眠り方
SLEEP
働く人のための最強の休息法
疲れをとるなら帰りの電車で寝るのをやめなさい
目次
睡眠不足が何を引き起こすか?
・仕事のパフォーマンスの低下
これはビジネスパーソンは特に注意したいところですね。実際に何が起きるのか、脳に視点を当てると良くわかります。
24時間一睡もしないような状態が続いた場合、脳に送られるグルコースの量が全体で6%減少します。その中でも、頭頂葉と前頭前皮質のグルコースは実質12〜14%減少します。頭頂葉と前頭前皮質は考える時、複数の考えを区別する時、人前に出た時、善悪の判断をつける時に一番必要になる領域なので、そこにエネルギー源となるグルコースが十分に供給されないということなので、仕事のパフォーマンスが落ち、ミスも増えてしまいます。
徹夜続きで仕事をしていると、何と無くぼーっとしたり思わぬミスをしたりした経験はないでしょうか?また、周りにそんな人はいないでしょうか?睡眠不足で仕事のパフォーマンスが落ち、仕事に追われてさらに睡眠不足になるという負のスパイラルに陥る前に睡眠を見直してみるといいと思います。
・肥満
睡眠不足は肥満にもつながります。起きている時間が長い分、カロリー消費も多くてむしろ痩せそうなものですが、どういうことでしょうか。これも脳に視点を当てると仕組みが理解できます。
肉体的にも精神的にも疲れていると、脳はすべての機能を基準値に保とうとして、追加のカロリーを探し始めます。そうすると素早くカロリーが摂取できるスナック菓子やファーストフードに手が伸びます。ここで冷静に自分の欲に打ち勝つ意志力があればいいのですが、睡眠不足になると脳の優先順位付けの機能が低下します。結果、健康どうこうの前に目先の空腹感を満たすために身体に良いとは言い難いものを好んで食べてしまうようになります。こうして太って行ってしまうわけですね。
・生活習慣病
ここでは細かな数値は出しませんが、慢性的な睡眠不足状態になると心筋梗塞や脳卒中、糖尿病といった生活習慣病の発症リスクが高まることがわかっています。
ここまでの話で、睡眠不足が人生に与えるダメージの大きさはよくわかりましたね。
どうやって眠るのがいいのか?
今回読んだ本の一部の内容をまとめていますので、こちらをご参照ください。
【読書の記録】「正しい眠り方」友野なお(WAVE出版)
【読書の記録】「究極の睡眠術」ニック・リトルヘイルズ(ダイヤモンド社)
参考図書を再掲。
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