世界70カ国を旅した私が選ぶ、”人が良い”国5選。

学生時代に世界一周のバックパッカー旅をしました。社会人になってからも1週間以上の休みが取れる時は海外に出かけています。そうこうしているうちに、これまで訪れた国は約70カ国。これまでの経験をもとに、今後旅に出られる方の参考になりそうな情報をまとめてみたいと思います。

まずは第一弾ということで、「人」について。特にバックパッカー旅行が好きな人は、この「人」の要素がその国の旅の満足度に大きく関係するということは実感があるのではないでしょうか？

あくまでも自分の経験に基づく個人的な見解100%の内容です。

第5位：台湾

「親日国」としてもよく知られている台湾。日本文化に興味を持っている人が多く、日本人に対して親切にしてくれる人が多いです。台湾旅行中も現地の人に話しかけてもらったり、地図を眺めていると声をかけて助けてくれたり。そんな人の優しさもあって台湾はとっても旅行がしやすい国ですね。

第4位：トルコ

トルコも「親日国」として名前が挙がることがありますよね。外国人に対してフレンドリーに接してくれる人が多く、治安も概ね良い印象です。このトルコの中でも東の方の「クルド人自治区」付近の人々（クルド人）は本当に優しくて、なんなんだろうと不思議に思うほどでした。

諸事情あってヒッチハイクをすることになった時に、おっかなびっくりで車道に向けて親指を立てたら1台目の大型トラックが止まってくれて、途中まで乗せてくれました。その後もすぐに次の車が見つかり。しまいには、バスの隣に座っていた青年が家に招待して泊めてくれたりと。イスラムの「旅人を大事にする」という文化と、滅多来ない観光客に親切にしてあげようという気持ちを持ってくれたのか、本当に良い人ばかりでした。

第3位：キューバ

さて、多くの人には馴染みのない国が出てきました。「キューバ危機」という言葉や野球が強いと印象くらいしかないのではないでしょうか？ここは近年までアメリカと国交を断絶していた関係で車の輸入がストップしていて、レトロな見た目のクラシックカーが街中を走っていることで有名です。街並みもレトロな雰囲気で、まさにインスタ映えする国なので今後人気が高まっていきそうですね。

そして、そのキューバ人がとても気さくで良い人が多いんです。ラテンアメリカ独特の陽気さに加え、もともと地理的にいろんな人種が混ざっていたこと。そしてキューバ革命後の社会主義で貧富の差がないことから良くも悪くも競争意識がないことが理由でしょうか。街を歩いていると気さくに話しかけてくれる人が多くて、おしゃべりをする人には事欠かない感じです。キューバは目立った観光資源はあまりありませんが、ハバナの街並みと陽気な人々に触れるだけでも行く価値がある国だと思います。

第2位：コロンビア

続いて2位は南米、コロンビア。コロンビアというとマフィアが大勢いて怖い国というイメージがあるのではないでしょうか？実際のところ、数年前までは治安はよくなかったようです。ただ、今はもう落ち着いているみたいですね。

そんなコロンビアに卒業旅行の時に立ち寄りました。何をするわけでもなくバスを乗り継ぎながら1週間ほどぶらぶらしたのですが、何の気なしに立ち寄ったお店でも宿でも、ことごとくみなさんフレンドリーで親切で。具体的に何がどうというのは難しいですが、前面に溢れ出る人の良さを感じずにはいられない国でした。ちょっとこれは行って経験してみてほしいです。

第1位：イラン

行ったことがある方は納得ではないでしょうか？イランは本当に人が良い国です。イスラム圏独特のホスピタリティもそうですし、何より観光客が少ないのが大きいですね。一緒に写真を撮って欲しいと、半ば有名人にでもなった気分になるくらい人に囲まれることもありました。その中で「イランに来てくれてありがとう」と何度言われたことか。アメリカの敵国ということでなんとなく怖いイメージを持たれがちな国なので、それでも来てくれた旅人を大事にしようという気持ちがあるんでしょうね。

（お茶に誘ってくれたイラン人）