ナミブ砂漠ツアー | レンタカー会社の選び方とトラブルを避けるポイント

ナミビア レンタカー

5月にナミビアで2泊3日のレンタカーツアーをしてきました。ナミブ砂漠に行くにはツアーに参加するのが一般的ですが、レンタカーで回る人も多く、特に欧米人の若い人や家族旅行はレンタカーの利用が多い印象です。

ここでは自分自身の体験をもとに、ツアーとレンタカー利用の良し悪し、レンタカー会社の選び方などをご紹介します。

ツアー or レンタカー?

ツアーの良いところ

  • ガイド兼ドライバーがいるので効率的に見どころをまわれる
  • 一緒に旅する仲間がいる

ツアーの良くないところ

  • 行程が決まっているので、自分の都合で変えられない
  • 少々高い

レンタカーの良いところ

  • 自由に行程を決めることができ、途中で変更もできる
  • ツアーより安い(人数次第)

レンタカーの良くないところ

  • 運転手の負担が大きい
  • 事故のリスク、事故後のトラブルのリスク

レンタカーは一見安上がりなのですが、事故のリスクや、保険のコストまで含めると一概にツアーより安いとは言えません。

今回は友人と2人での旅だったので、自分たちだけでスケジュールを決められることを優先してレンタカーを借りることにしました。結果的に大きなトラブルなく気ままな旅ができたので、レンタカーを選んで満足しています。

レンタカーの借り方

どこで借りる?

まずエリアとしては選択肢が3つあります。

  • ホセア・クタコ国際空港 市内から45キロ
  • エロス空港 市内から3キロ
  • 市内

ウィントフックに到着したらすぐにレンタカー旅を始めたい人は空港で借りると良いと思います。同じ空港でもホセア・クタコ国際空港は市内から遠く、市内から借りに行く場合はタクシーで移動するしかないので時間もお金(N$200、1800円くらい)もかかります。

事前に他の人のブログを読んだ感じだと、空港のレンタカー会社も市内のレンタカー会社もトラブルが頻発しているようです。オンラインで予約したのに、現地に行くと予約ができていなかったとか。返却時に法外な追加料金を請求されたとか。借りた車がすぐに故障してしまったとか。

怖すぎる・・・

こうなってしまうと甲乙つけがたいので、私の場合は何かしらトラブルが発生した時に少しでも良い対応が期待できそうな国際ブランドのレンタカー会社に候補を絞りました。

このあたりでしょうか。

  • AVIS
  • Hertz
  • Europcar

Hertzの子会社のThriftyもありますが、どうも評判が良くなく候補に入れませんでした。

予約方法

直接各社のホームページから検索することもできますが、おすすめはRentalcars.comという比較サイトです。宿泊予約サイトのBooking.comの系列のサービスです。

ナミビア レンタカー

こちらで、予約日時と車種を入れるとレンタル可能な車の候補が出てきます。

車種はどれが良い?

ナミビアの道路の多くは未舗装の砂利道です。なのでさすがに軽自動車やセダンでは心許ないです。理想はアウトドア仕様の4WD、少なくともTOYOTA RAV4のようなSUVが良いと思います。

ナミビア レンタカー

保険はどれに入る?

代表的なのは以下の2つです。

  • 事故免責補償
  • 盗難免責補償

ナミビアのレンタカー会社では大体、こちらも用意されています。

  • タイヤのパンク補償
  • ガラス補償

これらを全部合わせて「フルプロテクション」と呼んでいるようです。

この保険ですが、Rentalcars.comでもレンタカー会社の店頭でも申し込むことができますが、ナミビアに関してはRentalcars.comで加入したほうが安いようです。Rentalcars.comで保険に入ったとしても予約したレンタカー会社には通知されないので自分で申告するようにしてくださいね。

ナミビアのレンタカー旅行ではパンクやガラス割れが頻発しているそうなので(だから保険料も高い)、フルプロテクションの保険に入ったほうが安心です。特に初対面の旅行者同士でレンタカーを借りる場合などは、万が一の事故の場合に高額な支払いが発生した際にトラブルになりかねませんし。

ただ私の場合は、安全運転すればそうそう事故は起こさないだろうということでフルプロテクションには入らず、もともと基本設定されている事故補償、盗難補償のみとしました。

たしかフルプロテクションに入ると72時間利用で1.5万円近い追加料金が必要でしたので。

レンタカーの受け取り

オンラインで予約した場合は、予約が確認できるものと国際免許証、クレジットカードを持ってレンタカー会社に行きます。事故補償の際の支払いのためのデポジットが必要なのでクレジットカードは必須です。

会社やプランによっては20ー30万円近いデポジットを抑える必要がありますので、限度額上限に注意が必要です。限度額不足で借りられなかったという話も・・

あと必須ではないと思いますが、日本の免許証の提出も求められましたのであったほうが安心です。自分の時は、日本のは持っていませんでしたが問題ありませんでした。

車両の確認

レンタカー会社の人と一緒に車両の傷の確認をします。車体の傷、特にガラスのヒビがあれば写真を撮っておくことをおすすめします。ガラスはヒビが入ると脆くなりますので、もしヒビが見つかれば車両の交換をお願いしてもいいかもしれません。

こちらのように借りた車のフロントガラスにヒビが入っていてヒヤヒヤしながら過ごしました。

ナミビア レンタカー

あとはタイヤの空気や冷却水が十分かも確認したほうがいいです。冷却水の補給ができていなかったせいで故障したという体験談も読みました。

【体験談】Hertzで借りた内容と費用

私はウィントフック市内のHertzで借りることにしました。

ナミビア レンタカー

決め手はワルビスベイ(Walvis Bay)空港で乗り捨てができることです。ワルビスベイ(フラミンゴが見られるところ)からウィントフックまで半日かけて帰るのがもったいなく、そのままケープタウンに飛んぼうというプランだったのですが、Hertzだけがワルビスベイ空港で乗り捨て可能でした。追加料金はN$956(7000円くらい)でした。

申込内容

  • 72時間
  • 車種はSUV(Toyota RAV4)
  • ウィントフック発、ワルビスベイ空港着
  • 事故、盗難補償保険

総額:N$2,332(約18,000円)

  • 車両レンタル(保険込み):N$1,227
  • 乗り捨て:N$956
  • 税など:N$149

+ガソリン代1万円くらい

ナミビアのレンタカー利用の代表的なトラブルと対策

車両のキズ

これはどこかにぶつけでもしない限りは追加料金の対象になるほど大きな傷は増えないと思います。車を借りる時に以前からついていたキズを事細かにチェックしてください。カメラで細かく写真を撮っておくことをおすすめします。

タイヤのパンク

ナミブ砂漠に行く場合、道路の多くが未舗装路です。しかも場所によっては小石だらけで車が相当揺れる道も。こんな道でスピードを出して走るのはタイヤに小石を刺しに行っているようなものです。パンクが多いのも納得です。

悪路はゆっくりと、タイヤに刺さりそうな尖った石を丁寧に避けながら運転することをおすすめします。

フロントガラスの破損

ナミビアでのレンタカー利用でよく聞くのが、対向車両の石はねによって「フロントガラス」が割れて賠償責任を問われたというもの。そのためフロントガラスの破損保険に入ることもできますが1万円くらいすることがざらです。

結局、私たちが借りた時は保険はかけませんでした。さすがにそうそう割れないだろうと・・

実際に道路を走り始めてから気づいたことですが、対向車両のはねた石は正面に向かう方向でスピードがついて飛んでくるのではなく、横にはね上げた石に自分の車がぶつかりに行っているのです。

ナミビア レンタカー

ナミビアの道路って、制限速度が120キロだったりするので、気づいたら相当スピードが出ていることが多いのですが、時速120キロと60キロでエネルギーは4倍違います。(物理でエネルギー量は速度の2乗に比例するって習いましたよね)

なので、対向車とすれ違う時はぐっとブレーキを踏んでスピードを落とすとフロントガラスを破られるリスクは下がるはずです。

このことに気づいてからはいくらか安心して運転することができました。

ただもう一つ注意が必要なのが鳥です。

時々道路スレスレのところを横切って行ったりするので、ぶつかってしまわないように道路脇から飛び出してくる小鳥にも気をつけてくださいね。

返却時の追加請求

これは経験していないので対策どうこうということはあまり言えませんが、借りる時にしっかりと契約内容を確認する必要があります。何が保険に含まれているのか、何が対象外なのか。タイヤがパンクしたら補償されるのか。車両が故障した場合はどうかなど。

ここで同意できていることに反する請求をされた場合は警察に相談するなど、その場で第3者を巻き込んで解決にあたったほうが良いと思います。

ガソリン切で立ち往生

ナミビアでガソリンが入れられる場所は限られています。いつ給油してもガソリンの値段は同じなので、できれば半分より少なくなる前に給油するほうが良いでしょう。

あと、日本のレンタカー利用の感覚で、レンタカー返却場所の近くでガソリンを満タンにしようとするとガソリンスタンドが近くにないなんてことがあります。

実際にワルビスベイ空港にレンタカーを返しに行った時に空港周辺にガソリンスタンドがなく、慌てて町の中心部まで給油に戻るということがありました。

最後に

ナミビアの交通事情だけが特別どうこうということはありませんので、無理のないスケジュールで安全運転でいけばそうそうトラブルは起きないと思います。

ナミビアの大自然を安全に楽しんできてくださいね。

今回のレンタカーの旅の記事はこちら。
ナミブ砂漠ツアー | レンタカー会社の選び方とトラブルを避けるポイント
【ナミビアレンタカー旅 Day0】準備編
【ナミビアレンタカー旅 Day1】 ウィントフックからセスリム、Dune45へ
【ナミビアレンタカー旅 Day2】デッドフレイ→ワルビスベイのフラミンゴ→スワコップムント泊
【ナミビアレンタカー旅 Day3】 スワコップムントの市内散策→ワルビスベイ空港へ

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3 件のコメント

  • 8月頃行くつもりですので」とても参考になりました。
    有難うございます。
    他も参考にさせて頂きます。

    • ありがとうございます。このあとナミビアのレンタカーツアーの旅行記もアップしていきますので、よろしければご覧ください!

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