4回目の台湾旅行で何か新しい体験を探していたところ、「飲むと酔ってしまうお酒の鍋がある」という情報を見つけ、台湾人の友人と一緒に行ってきました。台北の老舗「運鈍根湯(ユンドゥンゲンタン)」の薬膳スープです。正直な感想も含めて紹介します。
※メニューや価格は筆者が訪れた2019年時点のものです。最新情報は公式サイトで確認してください。
運鈍根湯とは?
地鶏と数十種類の漢方を、米酒で長時間煮込んだ黒い薬膳スープひとすじの老舗です。メニューは基本的にこのスープのみ。「3杯飲むと顔が赤くなり、本音が出る」といわれ、台湾では体を温める食補として親しまれています。台北市内に複数の店舗があります。

メニューと料金(2019年)
| メニュー | 料金 |
|---|---|
| スープ4人前 | 7,000元 |
| スープ2人前 | 3,600元 |
| 初心者向け(味薄め) | 3,600元 |
| ベジタリアン向け | 3,100元 |
| 温野菜(サイド) | 100元 |
| 麺線(サイド) | 50元 |

どれも米酒と植物性の漢方で鶏肉を煮込んで作っているそうです。せっかくなので現地の人と同じものを食べたいと思い、初心者向けではない通常のスープを選びました。
お店がすすめる食べ方
- ① 空腹の状態で、スープをお椀に3杯ゆっくり飲む
- ② 野菜を食べる(別注文)
- ③ 鍋に入っている鶏肉を食べる
- ④ 麺線を食べる

メニューには、スープを飲んだときの体の反応で体調がわかる、という説明も書かれていました(顔が赤くなる、しびれを感じる、など)。あくまでお店の説明なので、話のタネとして読んでおくくらいがいいと思います。

実際に飲んでみた感想
台湾人の友人にメニューの説明をしてもらっている間に、鍋が運ばれてきました。

温野菜と麺線(そうめんに油を絡めたような麺)。


黒いスープから漢方の香りが漂います。アルコールのにおいはそこまで強くなかったので、店員さんに度数を聞いてみると「わからないけど、たくさん入っているよ」とのこと。

一口飲んでみます。

葛根湯のような漢方の味と、鶏だしの味が混ざった不思議な味。おいしくは……ないです。アルコールは熱燗ほどではないものの、軽くむせそうになるくらいは入っていて、温かいスープだからかすぐにほろ酔い気分になりました。
飲んでいるうちに慣れるかと思って頑張りましたが、まったく慣れません。むしろ漢方の苦みが口に残り、飲めば飲むほど苦みが目立ってきます。お椀に半分ほど飲んだところで手が止まり、水を飲んでも野菜を食べても口の苦みが取れず、だんだん気分が悪くなってしまいました。
1人7,000円近く払っているのはわかっていましたが、これ以上は無理でした。普段はめったに食べ残しをしないのですが、これはギブアップです。一方、台湾人の友人は「すごくおいしいわけではないけど、食べられないわけではない」と普通に完食していました。初心者向けの味にしていたら、もう少し飲めたのかもしれません。
翌日は朝から体が軽く感じましたが、スープの効果なのか、食欲がなくなって夕食をあまり食べなかったからなのかはわかりません。
行く前に知っておきたいこと
- 漢方の味に慣れていない人は、初心者向けの薄めのスープがおすすめ
- アルコールがしっかり入っているので、お酒に弱い人や体調が悪いときは控える。飲んだあとの運転はもちろん不可
- 2人前から注文できるので、台湾の友人や同行者と一緒に行くのが◎
まとめ
漢方を使った薬膳料理によほど慣れている人でなければ、わざわざ食べに行くほどではないかもしれません。ただ、台湾の食文化を知る体験としてはおもしろく、話のタネにはなりました。
台湾でちょっと変わった体験がしたいなら、エビ釣り(台中)や温泉郷・烏来(ウーライ)もおすすめです。
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